みなさんこんにちは。鳩待山荘の林です。
突然ですが、みなさんは尾瀬の玄関口「鳩待峠」の名前の由来はご存知ですか?
鳩待峠は鳩を待つ峠と書きますが、この呼び名には二つの説があります。
一つ目は、むかし源ノ八幡太郎義家がこの峠を越える時に、連れてきた鳩を放って旅の吉凶を占ったといわれています。
二つ目は、奥利根地方の村人たちは、冬に「きこり」や「炭焼き」のために尾瀬に入りました。やがて里に春が来て、農作業ができる季節となると峠で鳩がポーポーと鳴き始めます。村の女性たちは、この鳩が鳴き始めることで、夫や恋人たちが山から戻ってくるのを心待ちにしていました。このことから鳩を待つ(鳴く)峠→鳩待峠と呼ばれました。
尾瀬の地名には何かしら名前の由来があります。由来を知るとまた少し違った尾瀬の楽しみ方も増えたりしますね。
写真は、鳩待峠からの至仏山を撮影しました。山開きが待ち遠しいですね。